SAKURAnoTUBOMIの日記

鬱病を経て、息子との不登校生活も経て、日々感じ、学び、感謝。 

部活はハードだけど。

今週のお題「部活」2

今の小学校は中学並に部活がハードな気がする。私が小学生の時は、放課後の部活というものはなかった。週に一度の授業時間内にクラブのような活動があっただけで、下校は皆一緒だった。

でも、今は、放課後も暗くなるまでやっているし、土日もしっかり潰れてる。塾など習い事をしている子は、部活の後に行ったりする。

息子が小3の終わりから不登校を始めたので、部活も参加しなかったが、私は小学生の時は思いっ切り遊んでのんびりボーッとして欲しかったから、何だかそれで良しと思った。皆がやるからなんて理由ではやって欲しくない。「やりたい!」という気持ちがあるなら、もちろん反対はしないけど(^-^)

不登校3年目は、1年間ほぼ毎日一緒に登校した。登校なのに「不登校」というのは、変かもしれないけど、親同伴でリハビリということで、私の中では不登校3年目という感覚だった。

毎日通うと、私もすっかり6年生の仲間入り(^-^)クラスの子達は息子の友達でもあり、私の友達でもあった。

毎日見てると、他の子達の様子や悩み事もたくさん知る。部活でクタクタになった体で塾に通う子がほとんどで、帰宅してから宿題したり、皆寝不足だった。

学校から帰ったら友達と夕方まで遊ぶ毎日だった私は、カルチャーショックのような感じ。息子が遊ぼうと思っても、皆が忙しすぎて遊べない。友達は、毎日何かしらの習い事をやっていて、空いてる曜日がない。

息子が可哀想に思えた。でも、頑張って復帰しようとしてる息子の為に、多忙な中、時間を見つけて遊びに来てくれる子達もいて、女の子達でさえも遊びに来たいと声をかけてくれた。

息子は愛されてた。皆のお陰で復帰を果たすことができた。

6年の最後の1ケ月、クラスの皆が「僕らに任せて!」と言ってくれて、息子は1人で朝から下校まで通えるようになった。

部活に自分の時間を取られることを嫌がっていた息子だけど、中学に入ると共に、サッカー部に入部し、今忙しくしている。

不登校から復帰したばかりだから、まだ「レギュラーになりたい!」という欲は無く、サッカーを楽しみたいだけだけど、時々休みながらも部活を楽しんでいる。

間もなく新人戦。2年生を中心にメンバーが選ばれる。登録メンバーの中に息子は入った。出場はしないかもしれないけど、ベンチ入りできた。メンバーだけが貰える正式ユニフォーム、嬉しそうに、でも素っ気なく見せる息子。

シュートの技術を認められたらしい。あとは気持ちが「勝ちたい!」「プレーしたい!」と燃えてきたなら、きっと出来る!上手くなる!そう思う。

お父さんに話したら「もっと頑張れ!」とプレッシャーをかけてくるから話さない方が良いかもしれないと話していたけど、結局話したみたい。お父さんに喜んで貰いたかったんだ。

 

不登校から脱出するのは、勇気が要る。社会への最初の一歩を踏み出すのは本人にしか出来ない。周りは応援し、見守るだけ。

その一歩を勇気出して踏み出したのだから、今後起きるかもしれないどんな困難も乗り越えることが出来る!自分の力を信じて進んでほしい。

学校復帰のみならず、部活にも参加した勇気は、いつか大きな力になると思う。

息子ならできる、大丈夫。

 

週に一度は朝から潰れて、全く動けなくなり、学校を休んでいた息子は、今週、初めて1週間完璧に登校出来た。(今日も明日の試合も行くことが本人の中で決まってるから先に言わせてーっ。)

無表情で必死に通ってた最初の頃と違って、疲れてはいても笑顔が見られるようになった。

ようやく肩の力が抜けた。その笑顔が全てだ。息子の笑顔さえあれば、私は何でもできる。

まだまだ油断禁物。でも、長かったトンネルももうすぐ光が見えてくる。いや、もう見えてきた。

 

自分より大きくなった息子を抱きしめる。(ちょっと嫌がるけど、気のせい気のせいw)

 

立派になったね。

 

もうその笑顔が親孝行でしょ(*´ω`*)