SAKURAnoTUBOMIの日記

鬱病を経て、息子との不登校生活も経て、日々感じ、学び、感謝。 

不登校からの長い闘いの末に

最近の息子は私の想像をはるかに超えた成長を見せてくれました。

 

今年度は中学3年生になり、いよいよ受験生です!

2年生の最後は、学校に登校することへの抵抗はなく、「学習室の住人」として元気に過ごしておりました。

積極的に参加していた授業は主に英語、数学、体育。

英語はもともと好きなんです。数学は、遅れもあり苦手でしたが、ある時から問題を解く楽しみを知り、頑張るようになりました。体育は気がついたら参加するようになってましたw

部活もずっと不参加でしたが、最後の数日は急に思い立ったらしく、自ら参加してきたりもしました。

 

 

「他の教科にも参加できるようにしていきたい」

そう語っていた息子でしたが、3年生になってどうなったかなと気になりつつも、プレッシャーにならないようにと学校の話はこちらからは聞かないように気を付けていました。

ただ、学校には最後までいられるようになり、帰りも遅いので心配していたら、自転車で帰宅し「部活も途中まで参加してきた」と楽しそうに話す息子。

凄い!始まって早々頑張りすぎじゃない?(;゚∇゚)

それにしても部活も好きな時間に帰ることを許し、見守って下さる先生方に感謝です。

かなり自由にさせてもらえているのですが、これも息子の努力の賜物かなと思います。

はじめは「自由にさせたら何もしなくなる」、そう心配されていたのですが、しばらくはそっとしておいてほしいと先生を説得したのです。

自ら前進しますから、待ってやって下さいと。

そうお願いしながらも、内心、ハラハラしていたのは確かです。これでもし本当に何もできなくなったらどうしよう?と時々不安になりました(; ̄ー ̄A

でも息子は動き出したのです。

授業に参加しないのはサボりたいわけじゃない、やる時はやる!それを証明してくれました。

自分の力で先生からの信頼を得たのです。

 

しばらくして、息子からこんな言葉が飛び出しました。

 

「学習室には一度も行っていない」

 

…Σ(;゚∀゚)えっ!?

驚きました。登校したら一日中教室で過ごしていると言うのです(*゚∀゚人゚∀゚*)♪

全教科の授業に参加、給食も休み時間も皆と一緒!

しかも毎日です!

さらには、ここ数日は部活も最後まで参加しています!

 

それが普通だって?そうかもしれませんが、これは我が家では数年振りの大ニュースなのです(*≧∇≦)🎵

不登校以来、ここまでできたことは無かったのですから。新記録です。我が家ではギネス級の快挙です!

 

「学習室の子達が寂しがってるよ」って先生から言われたと笑う息子w

「学習室の住人」が突然不在になったのですから、それは寂しいことでしょう( ≧∀≦)w

息子が授業で必要なものを学習室に忘れたと思い、探しに行ったら、そこにいた子に喜ばれたそうです。でも探しに来ただけだったので残念がられたようで、学習室での息子の存在感がいかに大きかったかですねw

学習室の「住人」ではなく「長」レベルだったのかもしれませんw

ホント笑ってしまいます(*´艸`*)

 

もう1つ驚いたのは、人と接することにも積極的になったことです。

英語の授業に来たイギリス人の先生が、自己紹介でサッカーが好きだと話し、そして、ある例文で「Tottenham(トッテナム)」と言ったそうです。

Tottenhamとは、息子が好きなイギリスのサッカーチームなんです。(私も息子から教わって知る内に、すっかりソン・フンミン選手のファンになってしまいましたがw)

すると息子はその先生に話しかけ、一緒にTottenhamの話をしたそうなのです。「先生のお父さんは他のチームのファンなんだって」と色々話したと言うのですが、その先生は日本語が少ししかわからない、ということはそんなたくさんのことを英語で話したの?と驚きました。

あのシャイな息子が自ら英語で話しかけたなんて…Σ(゚∀゚)嬉しくて仕方ありません🎵

そんなペラペラ話せる訳じゃないですが、やはりコミュニケーションというのは話す技術よりも気持ちが大切ということでしょうか。

息子から教わりました。

私は緊張してしまいます。英語は好きですが、英語を話すとなると恥ずかしくなってしまうので簡単な文章でもドギマギしてしまいます(^-^;

でも息子を見習って、私ももうちょっと頑張ってみようかなと思います。

 

全授業参加、部活参加、もう皆と同じ土俵に戻ってきました。

ぐったりすることもなく元気です。

自ら動いたからこそ、元気に頑張れているようです。

もう心配は要りません。

ただ、息子がいつぐったりしても受け止めてあげられるように常に身構えてはいます。

親がガッカリしては息子も自分を責めて自信をなくしてしまうから、どんな時も余裕を持っていなくてはなりません。これだけは忘れないように!

 

長い闘いも、そろそろ終わりかな?

はじめは息子の前を歩いて手を引いていた私も、いつしか前を行く息子の背中を見守るようになっていました。

 

息子の成長に、ただただ安堵しております。

受験も本人に任せて親はピリピリせずにいられそうですw

息子とも「自分の人生だから進みたい方へ進めばいい」と話していました。受験も自分の頑張り次第。親が口を挟む必要はなさそうです。

今の調子でどんどん前進しよう(*´∀`)ノ

 


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庭のケマンソウ(タイツリソウ)が満開です。

たくさんのタイを釣り上げ、おめでたい感じが今にピッタリ(*^-^*)