SAKURAnoTUBOMIの日記

鬱病を経て、息子との不登校生活も経て、日々感じ、学び、感謝。 

最愛の日

今週のお題「海」

今日は息子の誕生日(*´ω`*)

お題の「海」に関係なさそう…って感じだけど、息子の名前に「海」が入ってるから書いてみた。

それにちなんで、息子の産まれた日を振り返ってみようと思う。

13年前の今日。と言っても日付が変わった午前1時頃、真っ暗な中、目が覚めた。少しボーッとしていると、あっ!破水した…。少しだけど何か出た。

急いで隣の主人を起こすも、主人は完全に寝ぼけていて話が通じてない。なので少し前から手伝いに来ていた母を起こしに行った。すぐに連絡して向かうことに。

この日は予定日でもあったが、数日前の検診で、赤ちゃんが下がってないと心配されていた。この日に機械をつけて検査すると言われていた。

何が何だかわかっていない寝ぼけた主人に連れて行かれ、産婦人科へ。すぐに検査を受けた。でも検査したお医者さんが不思議がっていた。

普通、破水したら赤ちゃんの出口は大きく開いてしまっているはず。でも、全く開いてないという。確かに破水したら羊水がドバーッと出てしまうイメージだけど、私の時は時々ドバッと羊水が出る感じで一気に出るわけじゃなかった。普通の破水ではないから、一旦ベッドで横になって様子を見ることになった。促進剤を打ち、陣痛が起きるのを待つ。もう日も昇り、主人はとりあえず出勤。母と一緒にいた。ほとんど寝ていなかったから寝ようと思ったが促進剤の効果でズンズン痛む。痛みが増して中途半端に痛く気持ち悪い。眠れるわけがない(´`:)それでも本陣痛には程遠く、検査にみえた先生も困った様子。

そんな時、看護婦さんが羊水の汚れに気がついた。そこからドタバタと騒がしくなり、急に帝王切開が決定した。

ま、手術の話は私自身苦手で気分が悪くなるので省略。

手術の始まる直前に主人も駆けつけ、無事手術成功。赤ちゃんは思ったより小さく可愛かった。弱々しく泣くその声は今でも鮮明に覚えてる。手術後、個室に運ばれ、主人が携帯で撮った赤ちゃんの写真を見せながら何やら話していたが、私はすっかり疲れてしまってすぐに寝てしまった。今思えば口数の少なく小さい子が苦手な主人が、あんなにしゃべっていたのだから、相当感動したのだろうと微笑ましい(*´ω`*)

後にその時主人が撮ったガラス越しの息子の動画を見た。隣の大きな赤ちゃんが「オギャー」と泣いてるのに対し、うちの子は細く小さい体で「ホェ~ホェ~」と泣いてた( ´艸`)それを撮りながら「泣いてみたん?」と優しくつぶやいた主人の独り言もかすかに聞こえた。

産まれたのは夜8:30。

先生がおっしゃるには、あの破水は息子がお腹の中で出口を見失ってパニックになったからだという。産まれたかったけど、出口がわからず上行ったり下行ったりグルグル回転していたらしい。あの羊水の汚れは息子がパニックのあまりにう〇ちをしてしまったからだという(^-^;)手術の直前までお腹をポコポコ蹴っていたのは、元気な子だとしか思ってなかったけど、そういうことだったのかと納得。

息子は、人生で最も早くお漏らしをした人としてギネスに載るんじゃないかな(^-^)

 

それまで何日間も雨が降っていたが、息子の産まれたこの日だけ快晴になった。それから、息子の楽しみにするイベントは晴れてばかり。立派な晴れ男となった。

名前の一部に「海」を入れたのは、夏産まれというのもあるけど、海のように広く深い優しさを持った子になって欲しいから。

その通り、誰にでも優しい子になってくれてありがとう。今日この日に感謝する。私の人生で最も特別な日をありがとう。