SAKURAnoTUBOMIの日記

鬱病を経て、息子との不登校生活も経て、日々感じ、学び、感謝。 

ハチとの不思議な出会い

昨日、お仕事で森の散策路へ入っていったら、リスに会えた(^-^)

家の周りでも会えることが多いけど、仕事中に会えて癒された。この仕事ならではの楽しみ(*´ω`*)🎵

ガーデンの手入れは何をしても楽しいから苦じゃない。草むしりをしてると、お客様が「大変ですね~」と声をかけて下さる。(ありがとうございます😊)たくさん生えてて確かに大変だけど、やればやるほどきれいになるから楽しくて仕方ない。

時々アリさんの巣を破壊しちゃう。あたふたしてるアリさんを見て申し訳なくなる(^-^;)かと思ったら今度はハチ。顔のそばをブーンと何度か旋回したから、ふと横を見たらクリスマスローズの葉の裏に巣を作り始めてた。ごめんね、ハチさんはちょっと困るの💦まだ1匹でせっせっと作っていて、いくらスズメバチの仲間でも可哀想になるけど、取り除かせてもらった。

 

ハチと言えば、子供の頃不思議なことがあった。

ある日、玄関のドアのすぐ横にある表札の下にアシナガバチが巣を作り始めた。普通、すぐに取り除く。でも、何を思ったのか、壊すことを反対した。可哀想だからと思ったのだろう。猛反対する私に誰も反論しなかったのか、どうだったか覚えてないが、その巣は壊されなかった。

でも、巣が大きくなってハチの数も2,3匹に増えてきた。さすがに、ドアのすぐ横で開け閉めする度に刺されるのではないかと、家族に不安がよぎった。やっぱり駆除するのかと思いきや、父は金網を曲げて巣の所に取り付け始めた。金網の上下を釘で止め、ハチは横からは出入りできるが、直接こちらに飛ばない仕組み。

不思議なのは、人が出入りするというのに、このアシナガバチ達はせっせっと巣を作る。そして、すぐ近くで顔を近づけて見ていても、全く威嚇しない。それは巣が大きくなって何十匹もいる状態でも変わらず。ドアが急に開いても驚かない。ハチは怒ると羽根を立てるが、1匹もそういう反応はなかった。この人達は攻撃してこないってわかってたのかな。

だから、家族は誰もそのアシナガバチのファミリーを嫌がらなかった。(今思えば、そのハチも不思議だが、家族も皆不思議だ(^-^;))

訪問してきた方は威嚇されてたようで、怖かっただろうね。誰も玄関に近づけず、道路から大きな声で呼んでた。番犬ならぬ番蜂。犬よりも強いかもね。

学校から帰ってきて、ハチに「ただいま!」を言う。やはり1匹も威嚇もせず。家族には優しかった。家族を理解していたのか、よその方とどう見分けていたのかわからないが、とても不思議な体験だった。

1年そこで過ごし、いつの日かお別れが来た。空っぽの巣を見ると寂しく切ない気持ちになった。その巣は取り外され、実家にまだ飾られてる。我が家の伝説になった。

そんな体験があるから、どんな生き物でも心が通じるって信じてる私。ハチがブンブン飛んできたら、心の中で「何もしないから刺さないで~」って念じちゃう(^-^;)

またそんな出会いがあるといいなぁ。ガーデンの仕事をして、たくさんの小さな生き物と会う内に、ハチと心通わせた想い出がよみがえってきた。今日はそんな話(´▽`)ノ