ちょっと汚い話になってしまうけど(;^_^A
便秘って恐い!
少々神経質な私は、中学生くらいからひどい便秘をしていた。ちょっとした緊張が神経を刺激して腸の活動を停止してしまう。過敏性腸症候群になっていたわけで。
いつからか1週間出なくても気にならなくなった。そんな時、突然来るお腹の激痛。痛みのあまり貧血を起こし倒れる。そんな激痛が来れば半日の間トイレを行き来し、何時間でもトイレに入ってる状態。そして最終的に下す。
これは、月に1,2度起きた。
顔面蒼白、汗ダラダラ。
最悪(´`:)
それがずーっと大人になってもあった。何度も改善を試みた。ヨーグルトなどの食べ物もお腹を刺激する運動も色々試した。それでもダメだった。いや、自分がキッチリ続けられなかっただけで、諦めずにやってたら違うのかも(^-^;)短期集中型だから(;^_^A
結婚してからもその激痛と闘い、顔面蒼白、汗ダラダラでもがく私を見て、病気知らずの主人は救急レベルじゃないかと心配してた。
痛くなるのに、人はなぜ忘れてしまうのだろう💦その痛みが終われば呑気に過ごしてしまう。
そんなだらしない私に転機がやって来た。
息子の産まれた後、1度流産して、その処置が痛かったからまた流産するのが怖くて子供を作れなかったが、数年前、妊娠した。息子とは10歳差の兄弟になると驚きながらも喜んでいた。
でも、叶わず。まだ小さな卵だったけど、成長が止まっていた。数日の内に流れてしまうだろうと言われ、それも覚悟の上だったから、「わかりました、大丈夫です」と笑顔で診察室を出たが、待っていた主人と息子の顔を見たら涙が勝手に溢れ出し、人目も気にせず声を上げて泣いてしまった。
そして数日後に流れてしまった。
小さな卵の流産と言えども陣痛のように激しく痛む。それがわかっていたが、やっぱり耐えられない。少しずつ痛みが増し、急いで病院に行った。
処置も痛い(´`:)気を失いかけても看護婦さんにペチペチ顔を叩かれ、「あとちょっとよ!」と言われる。いっそのこと気を失った方が楽なのだが、「早く終われ!」と唱えながら耐える。陣痛のような痛みに耐えられないから来たのに、さらに激痛を与えられ精神はボロボロ。
でも、これも全て命の重さなんだと痛感。小さな卵だけど、2度も私のお腹に宿ってくれた命。この子が産まれても産まれなくても、家族にとって大きな転機になると思っていた。当時、不登校中だった息子も、ほんの少しの間お兄ちゃんでいられたことは、とても大きなことだったと思う。
だから、前を向いて頑張ろうと思った。
落ち込む私に息子が「一人っ子でも幸せだから」と言ってくれた。ホッとした。
処置後は自然に流れてしまうのを待ちましょうといった感じで、症状は軽くなったものの、しばらくはジクジク痛み眠れぬ夜だったが、朝には楽になっていた。
痛みがなくなり気分は良くなったが、何とも言えない空虚感。廊下の先の方から、産まれた赤ちゃん達がお母さん達の部屋に運ばれていくのが聞こえる。
懐かしい赤ちゃんの声。息子もあんな頃があったんだ。
1回目の流産の時は出産した方と同部屋で、カーテンを隔てた向こう側で赤ちゃんと対面してる声を聞いて、指を噛んで声を出さないように泣いたのをおぼえてる。
でも、今回はそういう気分ではなかった。何とも言えない優しい気持ち。見知らぬ赤ちゃん達と、これから子育てが始まる若いお母さん達にエールでも送りたいようなそんな気持ち。
優しい看護婦さんが朝食を運んで来て、少しお話してくれた。どこかで無意識に強がってたのか涙が溢れた。
退院の朝、検査後に先生の説明があった。経過は良好。しかし、先生が気になることがあると言う。これはやばい病気でも抱えてるのか?子宮ガンとか?と一気に緊張した。
ひどすぎる便秘ですね
…え?…ん?
ここ、産婦人科だよね?
妊娠が発覚して、緊張した私は流産までの間に大変な便秘になっていたらしい。産婦人科の先生が専門外でありながら、その深刻さを伝えてくるなんて、どれだけ酷いのかと驚いた(^-^;)苦笑。
先生によると、子宮と腸の神経は親戚のような関係。お互いを刺激し合っているから、腸の不調はそのまま子宮にも影響するのだという。もしかしたら流産も便秘の影響があったかもしれないと。もし、もう一度子供が欲しかったら、まずは腸を改善してみるといいと言われた。
産婦人科の先生が「これやばいんじゃない?」と流産よりも心配する程の私のお腹。さすがにその酷さを自覚せざるを得ない。そして、この流れた赤ちゃんがそれを教えてくれたんじゃないかと勝手に解釈して、本気で改善することを決めた!
私の場合、食べ物や薬や運動での効果がいまいち。薬はどんなに優しいのでも極端に効いたり効かなくなったりでダメだった。色々調べた。その中で気づいたのは、精神的に過敏なわけだから、精神の不安定さを改善した方が良いのではないかということ。
そこで、リラックスにするための呼吸法を試した。瞑想する時間を数分設けるようにして、1日の内、なるべくリラックスする時間を増やしていく。
すると、自分自身が変わってくるのを感じた。
少しずつイライラしなくなり、焦ったり、落ち込んだり、考え込まなくなった。人に言われたことや、嫌なニュースを見ても、気持ちがザワザワしすぎなくなった。
周りに優しくなれた。
少し改善が見えたので食べ物なども少しずつ取り入れる。もち麦なども勧められて食べたりした。
今のお気に入りはグラノーラ(*´ω`*)とても美味しい!毎日これでも飽きないな🎵
体に良いものってどれも値段が高くてちょっと贅沢なんだけど、主人が私ののたうち回る姿はもう見たくないと協力してくれた。
少しずつ激痛の頻度も減り、便秘も改善されてきた。
仕事を始めたことで、緊張が多くなったからか、最近は休みの前日帰宅するとお腹を下すという状態になってしまった。でも、以前のような酷い便秘のせいで下すのとは違うから、半日苦しむほどではない。
また心を安らかにしてあげないと!仕事でドタバタだけど、その中でリラックスを心掛けることが大切。
あの赤ちゃんがそれを教えてくれたんだから(勝手に解釈。)大切にしなくちゃ!
今度こそ健康になるぞ!と心に決めた。
友人の旦那様も腸が弱く、半年前に腸閉塞で手術をした。経過は良くなく、その後も何度も入院と手術をしてると聞いた。
明日は我が身かと思うような腸の話。他人事ではない。
便秘は笑い事ではない!!!!
事の深刻さを知らせてくれたあの日に感謝する。姿を見せられぬまま流れてしまった2人の赤ちゃんにも、心から感謝する。それと、ちゃんと産んであげられなくてごめん。
流産した子に名前を付けてあげると供養になると聞いた。遅くなったけど、名前を考えてあの子達に贈りたいと思う。