SAKURAnoTUBOMIの日記

鬱病を経て、息子との不登校生活も経て、日々感じ、学び、感謝。 

頑張ればうんちゃらかんちゃら(^-^)

夏休みの部活、私が中学生の時は楽しく行っていた記憶がある。試合は緊張するから好きではなかったけど、練習は友達と会えるし楽しかった。

不登校から復帰したとは言っても、息子は夏休み前に休みがちになったりもした。大好きなサッカーができる!と部活の為に頑張ることも辛くなっていた。かと言ってサッカーをしたくなくなったわけではない。

夏休みは部活のみになるから、喜んで通うのではないかと私も主人も勝手に安心してしまっていた。

息子は辛そうだった。朝、準備する時間が迫ろうとも動けない。辛そうな息子を見るのは本当に辛い。

私も仕事を始めてしまったから、それがいけなかったのか。まだ離れるのは早かった…と何度も後悔。

無理矢理行かせることはしない。辛いときは休んでいいよと話す。でも必ず様々な話し合いはする。

ただ休むのは、自分の中に「出来なかった」経験を残すだけ。すると自信がなくなっていく。自分はダメな人だと悲観的になる。そして、次の日も大きな壁が立ちはだかる。

だから、休んでも良いけど、何か目標を立て、家の手伝いでも何でも1つはミッションをクリアすること!小さな「出来た!」という経験を積んでいく、これが大事!(^-^)

休んだ息子にそう言って仕事へ向かった。帰宅すると、息子が嬉しそうだ。早く見せたい!という感じ。息子のモノが散らかっていた所をきれいに片付けてあった。さらに、家事の一部をやっておいてくれたのだ!

良く出来ました!その笑顔が、「出来た」の顔だよ!小さい頃のようにはしゃいじゃって(^-^)よほど最近自信が持ててなかったんだな。

凄いレベルの高いことじゃなくても、人は自信を取り戻せる。だから、少しずつでいいよ。小さなことを褒めて積み重ねていこう。

 

だからって、すぐに自信満々になるわけじゃないから、引き続き動けなくなる息子と向き合う。

先日、何日も部活を休んで徐々に行けなくなってしまったから、さすがにどこかで頑張らないと無理になるかなと焦った。その日がちょうど休みだったから一緒に中学へ行こうと提案した。部活は、行ってみて気持ち大丈夫そうだったら参加すればいいし、ダメなら帰ってこよう。先生と話してこようと。

息子は小学校の5,6年の時の担任の先生が大好きで、その先生が「サッカー仲間」と言ってよく放課後に相手をしてくれていた。その先生と夏休み中に1度サッカーをしたいと願っていた。私もメッセージだけは送っておいた。返事待ちだ。

人はがむしゃらに頑張っている時に良い知らせが飛び込んでくるもの。そう思っていた私は、息子に「頑張って勇気出したら、きっと先生から良い返事が来るよ」と言ったら、息子は顔をあげた。

グダグダなりながらも準備をし始めた。ここでも大事なことは、急かさないことと、着替えただけでも褒めること!その時のユニフォームを着た勇気は凄く大きいと思うから、着替えて当たり前だとか、もっと早くからそうしなさい的なことは絶対にダメ。まずはやったということを褒める!次のことも言ってはダメ。出来た所までしか言わない。

 

学校で先生に話すと、「〇〇が弱いというわけじゃないよ。安心して」と言われホッとする。部活の全部出る、全部出ないじゃなくてもいいんじゃない?と先生。一部でもいいからやって、サッカーは続けたら?と話してくれた。息子だけじゃなく、皆にもそう言うからと。

緩いなぁと思われるかもしれないけど、厳しいだけでは生き延びられない子もいる。好きなスポーツも嫌いになってしまうかもしれない。時代の違いとかって言われるけど、違うと思う。昔のように厳しくやっていた時だって、潰れた人がたくさんいたと思う。今の時代は、潰れそうな人に手を差し伸べられるように心のゆとりが出来ただけじゃないのかな。

息子の相談をする度に、学校のやり方が緩くなっていく気がする。先生、私、そんなモンスターペアレンツじゃないですよ?と心配になるくらい(笑)優しい先生方で有難いけども、緩いのが嫌な親御さんもたくさんいるから、それはそれで文句言われて先生方も大変でしょうに……(^-^;)感謝します。

そんなこんなで先生とも話して、自分のペースで参加していいと言われ安心した息子は笑顔(^-^)帰りは歩いて帰ろうって。まぁ、1時間かかるけど、ま、いっか!お母ちゃんと一緒に歩いてくれるのも、もうすぐなくなってしまうんだから、今しかこんなにも喋ってくれることはないんだから。もう早い子は、お母さんのそばにいるのも嫌がってるみたいだし、言葉を交わすのもなくなった人もいる。まだ息子は仲良くしてるけど、いつか「うるせぇーババァ」とか言われるのかな…ドキドキ。でも、冷たくなっても大好きでいたい(*´ω`*)ムフフ。

 

帰宅した夜、小学校の先生から返事の電話を貰った。ぜひやりましょうと。

息子は飛び上がって喜んだ(^-^)

頑張れば良いことが起きるとは言ったけど、こんなに早く叶うとはね。

息子が頑張ったから貰えたご褒美。良かった良かった!(*´ω`*)

 

翌日、息子はしっかりと部活に参加した。