SAKURAnoTUBOMIの日記

鬱病を経て、息子との不登校生活も経て、日々感じ、学び、感謝。 

昔と今と

今週のお題「夏休み」

私が子供の頃は、毎年夏休みになると家族でキャンプするのが恒例だった。

我が家のキャンプはキャンプ場ではない。人が集まるキャンプ場はつまらないからと、人のいなさそうな山の奥へ行ってポイントを探す。

皆でテントを張り、荷物を整理する。小枝集めは私ら子供の仕事。小枝をたくさん集めながら面白い形の石を見つけたり、お花を見つけたり、自由気ままに仕事をする。兄は魚釣りが上手かったので魚を釣りにさらに上流へ。

父はその間に石を組んでかまどを造る。大きな石を人数分用意して、かまどの周りにイスを置く。そして、ちょうど良い枝を小刀で削って箸を作る。母は川に石で囲いを作って、ペットボトルやキュウリなど野菜を冷やす。

小枝集めたら、いよいよ川遊び(^-^)川に潜って川底の湧き水が砂を巻き上げているのを眺める。湧き水だから体の芯から凍るほど冷える。でもやめられない美しさ。

かまどに火起こしして早くから夕飯の用意。皆で作るのが楽しい。

夜中は何か周りで音がしてドキドキしたり、ちょっと怖かったり。朝早くに起きて恐る恐るテントの外を見る。早朝散歩は楽しいけど、熊の糞を見つけた時には、ちょっと恐かった…。今思えば、よくそんな恐いことしていたなと思う。両親の勇気と度胸が凄い。今息子もいて、家族だけでそんなキャンプが出来るか考えてみると、やっぱり何かあったらどうしようと心配ばかりしてしまう。

 

子供の時のその数々のキャンプの体験は、最高の宝物。自然の美しさと恐さを教えてくれた。

大人になり、リゾート地で結婚し暮らしていることは、嬉しいことだが、1つだけリゾート地で失敗だと思うことは、夏休みなど長期休暇に子供を旅行に連れて行けないこと。職場が観光地だから、長期休暇は忙しくて自分の子供を退屈にしてしまう。知り合いのペンションなど自営業の方々はさらに忙しい。

自分の子供の時のような体験を息子にさせてあげられていないことは、申し訳なく思う。家族連れのお客様を見ていると、息子にも夏休みの想い出作ってあげたいなぁと考えてしまう。小学生の時夏休みの宿題で一行日記とかあったけど、書くこと少ない(^-^;)

まぁ観光地に住んでるから、長期休暇でなくてもいつでも自然が身近だったり、観光施設に行けたりはするけど。やっぱり遠くへ旅行もしたい。そんな時、こちらの人は皆、時期をずらして学校を数日間欠席して旅行に行く(^-^)海外でもどこへでも。家族との時間はそうやって確保するしかない。はじめは少し驚いたけど、もう慣れた。平日に行くから観光しやすいという利点もある。欠点は、授業が遅れるし宿題がたまるということ。

今年も息子の夏休みは、部活かお留守番か…。大したお出かけも出来てない(´`:)旅行に行きたい!日帰りでも観光したい!とにかくどこか初めての所へ行きたい!そして、家族で楽しみたい!

観光地の夏休みって何の意味があるの~?と腹の底から叫びたい!親は忙しくなる時期。でも子供は家にいる。働きづらいし、せっかくの休みなのに親がそばにいられないなんて。時期をずらして長期休暇があればと思う。

昔のようにキャンプしたりしたい。だから、毎年不満気に夏休みを過ごす(^-^;)