そんなんだったら学校なんかやめちまえ!バ~カ!
そう言われたのだと息子から聞いた時には、私は凍りついてしまいました。
必死に前を向いて頑張ってる人に言う?それを?と。
突然、こんな過激な言葉からスタートして驚いたことでしょう(; ̄ー ̄A
先日の朝、ベッドから起き上がれずにいる息子に、主人が放ってしまった一言です。
私はその時その場にいなかったので…というか最近の主人は、私がいない時に言いたいことを言うらしく、私が来ると止めます(・・;)私の前では言えないようなこと、それは言ってはいけないことだと自覚しているから隠してるのでしょうか?
今回もまさかそんな言葉を投げ掛けたとは知らず様子を見に行こうとすると、主人から「放っておいてって言ってたよ」と言われ、遠目に見ることにしました。
すると息子はしくしく泣いていたのです。
「放っておいて」と息子が言っているなら仕方ない…はじめはそっとしておきました(-ω-。)
むすっとしてる主人には、時間になったら息子を送らずに出勤して構わないから、急かさないであげてほしいと話し、出勤してもらいました。
見送ってから息子の所へ行くと、その発言について話し始めたのです。
泣いていたのは、そう言われたのもあるのですが、どちらかと言うと、行きたい気持ちとは裏腹に動けない自分が悔しかったのだそうです。
思ったより息子は元気な様子だったのでホッとしました。
それにしても何てことを言ってくれたのかと私の中ではモヤモヤして仕方がありませんでした(-ω- ?)
そんな中でも息子は行くことを諦めたりはせず、お昼を食べてから学校へ行くことにしました(*´▽`)エライ!
私も久しぶりに先生とお話をしようと思い、一緒に行きました。
バスを待っている時に、2人で小学校を眺めていました。バス停からは駐車場を挟んでいるので、校舎までは少し遠い。
そこで大好きだった5・6年生の時の担任の先生が校舎から出てこないかな~なんて話してたら、なんと!
出てきたんですw
でもどこかへ行ってしまいました。
じゃ、今度は、戻ってきてこちらに気付いてくれないかな~なんて話してたら。
戻ってきましたw( ゚∀゚)スゴイ!
でもうつ向いて歩いてます(^_^;)
先生、顔を上げて気がついて!と言ってたら、これまたミラクル!
顔を上げましたw
そして気付いて両手で大きく手を振ってくれました(* ´ ▽ ` *)
スゴすぎる、私達の念力~~wwwΨ( ̄∇ ̄)Ψwww
学校に着くと、担任の先生らは職員室にいらっしゃらない時で他の先生が呼びに行くことに。
すると「ピーンポーンパーンポーン🎵」と鳴り、「○○先生、お客様がお待ちです。至急、職員室までお戻りください。」と放送がかかりましたw
放送をした先生が、「生徒って言いづらいからお客様ってことにしちゃいました(*´艸`)w」とオチャメな感じでおっしゃって、息子も笑ってましたw
今度は別の先生が職員室の奥からわざわざいらっしゃって、声をかけてくださいました(^-^)私は初対面なので挨拶しました。息子が言うには、教室に入れない代わりに学習室で過ごす時、よく付き添ってくれる先生なのだそうです。
その先生が「先日、高速道路を走ってて埼スタ(埼玉スタジアム)の横を通った時、○○(息子)の顔が浮かんだよ~w」とおっしゃいました( ≧∀≦)w
浦和レッズファンとして有名になってるw
今朝来れなかったことを、担任の先生も「浦和レッズが0-0だったからなぁ。勝ってたら元気に来れたかもねw」と笑って下さって、息子も思わずうなずいちゃったりしてました(^-^)
(選手の皆様も頑張って下さってるのに、こんなこと言ってごめんなさい(*- -)(*_ _)ペコリ)
皆、息子の好きなサッカーの話題を振って下さいます🎵感謝、感謝!
先日に息子が教室を覗いた時の皆の温かい反応、そしてゲームしてる時、オンラインでたまたま繋がったクラスの子達が、全く気を遣うことなく、「何で学校に来ないの?」とかも聞かずに、普通に「あそぼーっ(  ̄▽ ̄)🎵」って接してくれるので、本当に救われていますと話しました。
先生側は、このように接して下さいという指導は一切していないと言うので、子供たちが自然とそう接していることに、先生も驚いていました。
同じ小学校出身の子は、過去の事情も知っていますが、他校出身の子も同じように自然な接し方なので、驚きました。
本当に優しい学年に恵まれ、私も息子も幸せです。
何よりも、子供同士のやり取りの方が、大人が励ますよりも効果的です(*^^*)
また皆の力を借りる時が来たかな🎵皆、頼むよ!息子に勇気をちょうだい!
帰りは歩いてのんびり帰ることにしました。お散歩ですw
雨の中ふざけながら笑いながら話をしました。
今朝の発言について、息子は気にしていないと言います。「バ~カ」だなんてただの悪口だと怒りが隠せない私を横目に見て、息子は微笑みながらこんなことを言いました。
「お父さん、悪口言うの下手だね(^-^)」
ハッ!Σ( ̄□ ̄;)
一瞬で主人への怒りが消えるほどの衝撃でした。
悪口…下手だね!?
父親は本気で言ったんじゃない、悪口言えるような人じゃない、だから気にしない。
すっかり怒ってしまっていた自分がとても恥ずかしく思えました(゜゜;)
何なんだ、この子は!?
普段は普通の子なのに、時々、不思議な感覚に引き込まれる。
我が子であって、時々全く違う存在にも感じるのです。
もう反抗期で親に言い返したり暴れたり口を聞かなくなったり、いつそうなってもおかしくないけれど、そうならない。
親を悪く言わない、友人のことも誰一人として悪く言ったりしない、誰にも隔てなく接し、愚痴はこぼさない、そんな息子を一時は心配になったこともあります。
良い子症候群?ではないかとか…。
感情を抑えて全てを受け入れてるようであれば、それは心配です。
でも、我慢している様子はなく、発散はできていると本人は言います。
まぁ、確かに、無感情な子ではありません。喜んだりガッカリしたり悔しがったり怒ったり、ちゃんと感情を出します。イライラしてる時だってあります。
だから、やっぱり受け止め方が大人になったのかな。だとしたら、私や主人よりも素敵な受け止め方をしていて、益々、なんて寛容なんだろうかと不思議に思います。
こういう時、親と子の立場ではなく、息子を一人の人として考えますw
私も息子のようになりたい、気付けばそう思っていました。
そんな息子だから周りの子達が優しいのか…いや、周りの子達が素敵だから息子がこうなったのか…どちらにしても、なんて幸せなんだろうって胸がいっぱいになります。
主人はきっと心に傷があって、心を全開にできない人。
自身が、友人に裏切られたり、歯を食いしばって頑張ってきても認めてもらえず、真面目にやってきたのに小さなミスで切り捨てられるような、そんな思いをしてきた人。
だからこそ、こんなに恵まれてるのに何故?という思いが強くなってしまうのでしょう。
私は思うのです。
何か難しい問題にぶつかる時は、何かに気付かなくちゃならない時だと。自分の考え方などをもう一度見直し、修正する時だと。
実際に、私は息子の不登校によって大きく変わりました。全く違う角度から物事を見るようになりました。その結果、自分の心の闇と向き合えるようになり、とても前向きで気が楽になり、より幸せを感じられるようになったのです。
今、苦しくて辛い主人も、何かに気付くと良いなぁ(^-^)
今は息子が教えてくれている、そう思えたら、息子に対してあの発言は出ません。
違う角度で見るのは、難しいことです。自分が正しいと信じてることでさえも、違う角度で見るということは、一度その考えを捨てることから始まるからです。
捨てるのは難しい…私もはじめは苦しみました。わけがわからなくなりました。
主人も過去の苦しかった自分と向き合い、その自分を自分で認めてあげられたら、楽になるのになぁ。ダメダメな自分の自信のない部分もちゃんと認めてあげられたら、息子を見る目が変わる、そう思うのです。
そんな主人と向き合うのも、私を成長させる試練なのでしょうね( ´∀` )b
今まで認めてもらえず歯を食いしばってきた主人の頑張りを、これからは私が受け止めるから大丈夫。他の誰もが認めなくても良いじゃないw 息子を信じてるように、主人のことも信じてる(^-^)それがなかなか伝わならないw
主人は心が動かない強敵。
私の人生のラスボス的存在ですw
いつかは楽にしてあげたい(*^-^*)
息子も主人も。
自分も…ね。
霧がかった木道。滑ってスッテンコロリンw
久しぶりに思いっきり倒れました(  ̄▽ ̄)
静かな森にバン!って音が響いたんじゃないかと思うと、痛む体をさすりながら1人で笑ってしまいました( ≧∀≦)w
リスも飛び上がったでしょうね~w