今日は仕事でほっこりとする出来事がありました(*^^*)
朝から失敗して何だか仕事が上手くいかない日でしたが、退勤間際で接客していたある親子の話です。
まだ小学1年か2年くらいの小さな女の子と、高校生か大学生くらいの歳の離れたお兄ちゃん、そしてお父さんの3名のお客様。
お席にご案内して、女の子がハーバリウムを始めました。
女の子はとてもこだわりが強いのか、お花を入れても気に入らないと何度もビンから出し、やり直していました。
周りの席のお客様が出入りする中、また入れては出して、何度も1からやり直し。
ビンにお花を入れてもなかなか思い通りにはならないもので、確かに難しいのです。
大体の人は妥協して多少花の向きがおかしくても、続けて入れてしまうものです。それでも仕上がってしまえば、それなりに綺麗になるので、大丈夫ですが、その女の子は納得できずやり直しを繰り返します。
お兄ちゃんはタブレットをいじっていて無言。
女の子も無言。
ついにお父さんが口を開きました。
「わからないなら何故言わない?口に出さないとわからないだろ?手伝ってって言えばいいだろ?」
そう強い口調で女の子に言いました。
でも女の子は黙ったまま出し入れを繰り返します。
お兄ちゃんはタブレットを見ています。
私は声をかけずに、とりあえず見守っていました。
女の子は、まだ「できない」と弱音を吐いた訳じゃないからです。一生懸命やり直す、その努力は必ず報われると思うので、助けを求めるのを待ちました。
紙の上に並べられた花を見れば、どう入れたいのかはわかりました。花は皆、外側を向いて並んでいたのです。
でも、ビンに入れても転がって上手く外側を向きません。
お父さんは苛立ち、席を立ってどこかへ行ってしまいました。
そこで、私は女の子の所へ行きました。
「外側に向けて並べたいの?」と聞くと、小さくうなずく女の子。
そこで位置を調整させる為の割り箸をもう1本持って来て、私も手伝いながら、他のを押さえ、もう一方を動かすようにして何とか外側を向きました!
でもまだまだ女の子のこだわりは続きます。
すると、さっきまでタブレットをいじっていたお兄ちゃんが、お父さんがいなくなった途端に妹に優しく声を掛けます。応援したり、「どうしたいの?」と聞いたり、作業も手伝い始めました( ・∇・)
女の子は終始黙っていましたが、お兄ちゃんは優しく聞き、サポートし続けます。
なので、私は一旦離れ、お兄ちゃんに任せてみました(*^-^*)
「見本を見てきていいですか?」と席を立つお兄ちゃんと妹、気に入った見本を持ってきていいよと話すと、手を繋いで見本を選びに行きました(´ω`*)
なんて優しいお兄ちゃん(*^^*)
私はそこで退勤する時間となりました。
その兄妹を最後まで見守ってあげたかったのですが、残念…( ;∀;)
後は社員さんに託して、帰ります。
上司にその子達の様子を話し、後は宜しくとお願いしました。上司も「それは可愛いね~💕」とほっこり(*´▽`)🎵
仲良く見本を選ぶ姿を眺めながらお店を出ました。
帰り道は暑いけどルンルンで足取りも軽く、いつまでも胸の中がほっこりとしておりました( ´∀` )
朝の失敗なんて、もうどうでもいいぐらいw
お兄ちゃん、妹を守ってあげてね(^-^)
ガーデンのサルスベリが咲き始めました( ´∀`)