SAKURAnoTUBOMIの日記

鬱病を経て、息子との不登校生活も経て、日々感じ、学び、感謝。 

久しぶりの埼玉

涼しくなってきた那須高原

なのに、昨日わざわざ暑い埼玉へ遊びに行った(^-^)

う~ん、やっぱり那須は涼しいなぁ。那須もこの夏は暑かったけど、こんなにペタペタした空気はあまりなかったから、暑さの種類が違うような気がする。

これでも涼しい方だと聞いて驚く。ガッと陽射しが照るよりも、このサウナのような暑さは息がつまる。

埼玉の方々は凄い!私はこの「涼しい」と言われる日であっても目が回りそうだった…(´`:)そこで働く人が元気に挨拶してるのを見ると、感動すらある。

 

埼玉に来たのは、主人が昔から熱烈なサポーターをしている浦和レッズの試合のため(^-^)

息子も今ではかなり熱いサポーターになってる。

残った宿題に追われ、もうすぐ始まってしまう学校にすでに疲れてしまっている息子の為にも浦和レッズから元気をもらわねば!

f:id:SAKURAnoTUBOMI:20190824001208j:image

降っていた雨も止んで何やら空が輝きだした。浦和レッズのホーム、埼玉スタジアムも神々しい(^-^)
f:id:SAKURAnoTUBOMI:20190824052959j:image

まだ開始まで何時間もあるけど、真っ赤なサポーター達がゾロゾロ。私達もその一員。

この知らない人達との一体感は、いつ来ても不思議な気持ちにさせる。同じチームを応援する者同士、まるで家族にでもなったかのような妙な安心感。

これが集団心理…?!

 

いよいよ会場入り。光が眩しい!ゾロゾロ皆同じ方向に進む。
f:id:SAKURAnoTUBOMI:20190824053808j:image

今日の試合は浦和レッズvs松本山雅

調子がいまいちのレッズ。そろそろ勝利をと願う。

会場入りして買ってきた早めの夕食を座席で頂く。今回の席はビジター席のすぐ近く。

どうなることやらと空を見ると…

f:id:SAKURAnoTUBOMI:20190824054311j:image

素敵な虹(*´ω`*)色が濃くて鮮やかだった。

私達が虹に騒いでいたからか、前の席のお兄さんも空が気になった様子。

私がパシャパシャ撮っているのに、お兄さんは撮らない。

虹が消えかかった頃、私達が違う話題で盛り上がっていると、何となく視界に入ってたお兄さん、ようやく虹を撮った。

ごめんなさい、私が先にはしゃいじゃったから撮りにくかったのかな(^-^;)わ、わかる、その気持ち。とか、勝手にお兄さんの心理を想像して、勝手に理解する(笑)

 

会場は格好良い音楽が爆音で流れてる。

気持ち高ぶるなぁ~(*´ω`*)

こんなことを言ってるが、私にはパニック障害があるから、内心ドキドキものだ。

ここ数年、レッズの試合に私は行かず、主人と息子だけで行っていた。息子があまりサッカーに熱狂的でなかった頃は、主人が行きたい時に1人じゃ盛り上がれないから一緒に行くのが使命だったけど、今は息子が熱くなって話が合うから、私がいなくても大丈夫(^-^)

スポーツの応援歌が、私は苦手。

繰り返し同じリズムを繰り返すから、普通の歌を聴いてるときよりも嫌悪感が出てパニックになりやすいから。

家でも、テレビで試合観戦する時は、私は別室に避難したりしている。

今までどうしていたかと言うと、パニックを起こさないように必死にテンションを上げるしかない。ひどい時には周りの人よりも異常なまでにテンションが上がる。

結果、凄く楽しんでるように見えるかもしれない。自分でも笑いが止まらないから楽しいと錯覚する。でも、終わった後の疲れは尋常じゃない。ひどい時は翌日、抜け殻のように「無」になってしまう。

だから、行く前は嫌な気持ちしかしない。

今回、本当は水族館に行くって言ってたのに、前日になって主人がレッズの試合はどうかと息子に話したのだ。

それは、息子にしてみたら、水族館よりレッズの試合観戦の方が魅力的に決まってる。そして、息子が行きたいという方に行くしかないこともわかってる。

でも、私の心は嫌がってた。

レッズが嫌なんじゃない、家族とのお出かけが嫌なんじゃない。パニックが不安なだけ。

2人で行ってって言ったけど、息子は、私にも来て欲しい、一緒がいいと言う。パニックが恐いのだとわかっている息子。でも、敢えて家族で行きたいという思いを素直に伝えてきた。

そうなったら母として、応えるしかない。

息子の為だ!!!!!!!

いや、でも内心、少し不満を抱えていた(^-^;)

あまり愚痴りたくないけど愚痴らせて!(長文よ、笑)

 

水族館に行くのを楽しみにしてたから、この夏休み仕事も頑張れた!薄暗い照明で美しい水槽を眺めて、最高にロマンチックな空間に癒されたかった。

よりによってパニックが起きそうなイベントに変更するだなんて!しかも前日に!

私はそのために休みを取ったんじゃない(T^T)と。

主人は知っていたはず。息子がレッズを選ぶと。そして、私が普段から嫌がってるのだから、当然パニックに対する不安があることも。そしてそして、息子が選んだことに、私が反対できないことも!

 

泣きそうだった。本当は泣きそうな程ツラい。

 

ムスッとした私に、とぼける主人(◎-◎;)

声に出さずLINEで伝える。

「息子の為に」

と返ってきた(;゚д゚)

トドメを刺された気分。何も言えない。息子の為だもの。

 

そうやって、当日、私の不機嫌顔は主人に向けられることとなった(@_@)

 

不安を通り越してムカムカする気持ちの中、必死に自分を説得する。当日出発するまでは、情緒不安定(笑)

「きっと楽しいよ!」

「なんでこんな思いしないといけないのーっ!」

の繰り返し(^-^;)

 

と、まあ愚痴はこれくらいにして(´▽`)ノ

そんな葛藤の末、会場に入ってしまえば、チラチラ不安が込み上げるけどテンションは上がっていく。不安を感じそうになると、必死に気を紛らわす。

何度も来たから慣れたものだと、自分でも驚く。


f:id:SAKURAnoTUBOMI:20190824072237j:image
選手がウォーミングアップをしに出てくると、早速応援合戦が始まる。

敵味方の大きな旗が一斉に振られる。横に並んだいくつもの巨大な旗が上下すると、私には波のように揺れて見える。

太鼓の音と人々の歌声、手拍子…。

鼓動が速まる。

やばい。

必死に気をそらす。「大丈夫」と心の中で繰り返す。レッズへの応援の思いに集中する。

 

一旦選手が下がり、オープニング。入場。
f:id:SAKURAnoTUBOMI:20190824072345j:image

そして試合が始まった。

 

さすがプロ選手。蹴るボールの迫力は、やはり生でしか味わえない。

熱狂的なレッズのサポーターの前で言ってはならないかもしれないけど、私からしたら、どちらのチームであっても、プロはプロ。どちらを見ても「プロって凄いなぁ」と素直に感動してしまう。主人や息子にはレッズしか褒めちゃダメという顔をされる(^-^;)

前半先制点を取ったレッズ。

こちらの席からは遠い方のゴールだったけど、後半は目の前のゴールにレッズが攻めてくるのだから楽しみで仕方なかった。

後半、結構レッズがゴール前に切り込むシーンが多くて盛り上がったけど、粘りに粘った挙げ句に思いっきり外してしまったりした。

1点取られ追いつかれ、試合終了前に追加点を入れられてしまい、1-2で負けてしまった(;゚д゚)

 

結果は悔しい。凄く悔しい。

私はスポーツ全般にそこまで熱狂的なわけではなく、生の迫力に感動したから、残念だし悔しいけど得る物はあった。

熱狂的な主人や息子はすっかり落ち込んでしまった。一生懸命応援すればするほど、勝ち負けの感情は大きくなるよね。

勝負事だもの、仕方ない。こちらが勝つ時は相手のサポーターが泣く時だから。その逆も当然ある。

私がスポーツにのめり込まないのは、悔しいのが嫌だからかもしれない。本当は負けず嫌いな性格。勝負事に熱くなってもおかしくない。でもきっと負けるのが恐い。

 

息子の好きな選手が、一番近い所で格好良いドリブルのテクニックで相手選手を何人も抜いてゴール前に切り込んだ。

それが見られただけで私は嬉しい。

中学始まった今年こそ勝って息子に勇気を与えて欲しかったけど、残念。

でも、やっぱり応援するなら浦和レッズがいいな。

主人と結婚して初めて応援したチームだからだけど、何だか放っておけないレッズが私は好き。

息子を夢中にさせてくれたレッズが一番好き。

f:id:SAKURAnoTUBOMI:20190824074952j:image

帰りの車から撮った埼玉スタジアム

今日は哀しい赤に見えるね。

 

結果よりも、大したパニックも起きず何とか楽しめて良かった(^-^)ひとまず結果オーライ!