気がつけば、随分とご無沙汰になっていました(^-^;
息子の学校で先生だけでなく生徒にもコロナ陽性者が出たりして、でも休校とかにはならないから、それはそれで心配が絶えず何やら落ち着かない日々でした。
会社でも(部署が違うのですが)家族がなってしまったという人が出て、どんどん身近に迫ってきて「明日は我が身か」とハラハラしております。
休みが少し多めのこの時期、いつもお世話になっているパティシエを目指す社員さんの為に、お願いされた絵を少しずつ描き進めています。
仕事の後、主人と買い物へ。
何とも言えないこの空の感じが好きです。
絵にするなら、この色合いはとても難しいだろうなぁと思いながら、自然が作り出すたった一度きりの景色にうっとりするのです(*´∀`*)
うっとりするだけで描きはしないw
絵を描き始めると、同じく絵を描く父と話が弾みます。
コロナ禍でずっと会えませんが、電話で絵に対する情熱をお互いにぶつけ合うのです。
父が描くのは油絵。筆ではなくペインティングナイフで描くので、少し盛り上がってゴツゴツした感じになります。
父の描く自然の緑の色は多彩で、私はとても好きです(*^-^*)
ペインティングナイフの運びもとても好き。
様々な風景画を見てきたけれど、どんな名画よりも父の絵が好きです(*´∇`)
父なら、あの何とも言えない色合いの空をどんな風に描くのだろう…(*´ー`*)
父は、普段の何気ない瞬間をよく見ておくようにと教えてくれました。
何でもすぐにスケッチする父は、歳をとった今も小さな感動を誰よりもたくさん描き留めているのだと思います。
私も昔から小さな虫の行動を観察したりと、小さな自然に目を向けてきたので、絵を描く時にふとその光景が浮かんできます。
たくさんのことに感動してきた体験は、作品にかなり影響していると思います。
特別な景色じゃなくていい。
目の前、足元、振り返った後ろの景色、見上げた空、しゃがんだ低い景色、登った上からの景色、見方を変えて様々に。
本当に身近な所に面白い光景が広がってて、感動がたくさんあることを、父が教えてくれました。
石にも心がある。
幼かった私が父から言われて衝撃だった一言です。
その日から石を見る目が変わり、私の見る世界全体がガランと大きく変わりました。
親戚のおじさんが父の絵を見て、「お父さんの絵の中の石ころはただの石ころじゃない。お父さんが描くと石ころにも命が感じられる」と私に言いました。
嬉しかった。
自分のことのように嬉しかった。
「命の感じられる絵」
これが私の永遠のテーマになりました(*´ω`*)
パティシエさんとの何気ない会話から絵の構想を練りました。
仕事から帰宅してクロッキー帳に会話の内容や感じたこと、パティシエさんのイメージなど思い付くことを走り書きして、イメージのスケッチ。
コムローイ祭りをご存知でしょうか?
ディズニーのラプンツェルでも描かれたスカイランタンを飛ばす美しいお祭りです。
日本でもスカイランタンを飛ばすお祭り、結構あるんですね。調べていたらたくさん出てきて驚きました(^-^)
スカイランタンの温かい光に包まれたい。
その光景をという依頼でした。
私らしく描くには、ただの風景画ではダメなのです。
ストーリーがないとw
コムローイは水の神様に感謝するお祭りでもあるとか…。
水は入れようと思いました。
夢をこれから叶えようとしているパティシエさんを蓮の蕾に見立て、そこで羽を休ませるトンボはパティシエさんの作るスイーツで癒され幸せになる人々です。
スカイランタンの優しい光と水の感じをどこまで表現できるのか、難しさとワクワク感を感じています。
まだまだ途中なのですが…。
背景を描くことに飽きて、つい醍醐味である細かい所を描きたくなってしまいましたw
水面に映り込む様子や波紋も
慎重に探りながら描いていきます。
まだまだ描き込みも甘いですし、先は長いですねw
細かいのが得意なので、スカイランタンは難しい~w
「これも挑戦だ」と頭抱えながら楽しく描いています。
春には退社し夢へと突き進むパティシエさんにエールを込めて、頑張って描きます(*´ω`*)
父から私もエールを頂きました(*≧∇≦)ノ
絵のジャンルは違えど、父を尊敬し、父から学んだ多くのことをこれからも絵に生かしていこうと思います。
美しい光景が描けますようにw
パティシエさんの夢をそっと後押しできますように。
コロナ陽性となってしまった方々が早く良くなりますように。
平和な日々が戻りますように。