SAKURAnoTUBOMIの日記

鬱病を経て、息子との不登校生活も経て、日々感じ、学び、感謝。 

カワムツのお話。

今回は少しお魚の話をします。

 

我が家のカワムツのムッチーはもう8歳くらいです。

 

家の近くの小川で当時小学校1年生だった息子と捕ってきた稚魚でした。

共に育った大きめのオスがいたのですが、数年前に病気でまさかの突然死。

その後、1匹になったムッチーは流木の陰から出てこなくなり、エサもあまり食べずに痩せていきました。

病気ではなさそう。

今まで泳いで姿を見せていたのにどうしたのだろう?と心配になりました。

群れがいないというのは魚にとっては不安なことなのかも。

とにかく寂しそうだったので、コイのミルキーが仲間入りしました。

するとよく泳ぐようになりました。ケンカもせず仲良く、いつも寄り添っていました。

当初はムッチーよりも小さなミルキーでしたが、あっという間にムッチーの倍のサイズにw

 

その後、さらにカワムツの稚魚が加わりました。

大きなムッチーやミルキーは小さな稚魚を食べてしまうので、枝などで稚魚しか入れないエリアを作り、保護しつつ育てました。

稚魚に刺激を受けたのか、ムッチーが産卵するというハプニングもありました( ≧∀≦)

無精卵なので生まれることはありませんが、あの時、小さな粒々にとても感動しました!

 

今年、8歳のムッチーはミルキーが倒した流木と壁の間に挟まれるという事故に遭い、少し鱗が傷ついて血が滲み、右目が腫れ上がり白く濁るという怪我を負いました。

怪我は何とか回復して安心していましたが、今度は体が曲がり出し、上手く泳げず、濾過装置の吸い込み口にくっついてしまうようになりました。

寿命は何年くらいなのか、よくわかりません。

でも、もう歳なのかなぁと思うほど、弱々しくなりました。

身体は曲がったままで上手く泳げず、エサにも反応できない、もう明日には天に召されてしまうのか…と毎日不安でした。

 

普通、弱った魚がいると他の魚がいじめると言いますが、他の2匹が弱ったムッチーをいじめることは一切ありません。

毎日ムッチーを励まし続けた結果、ムッチーはその曲がった身体のまま、一生懸命泳ぐようになり、エサも自分で食べられるようになりました(*´∀`*)
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左がムッチー。右はパッチー。

ムッチーはこの腰曲がりで、身体全体をゆさゆさと振りながら少しずつ上手にまっすぐ泳げるようになり、何も不自由なく元気にしています!

水面に浮いたエサを食べるときは、狙いを定めて一気に加速して上手に食べます。

痩せていた身体も元通り。

パッチーはいつもそばにいます。

追いたてるでもなく、突っつくでもなく、ただそばにいます。

 

その光景を見て勝手に愛を感じちゃってます(*´▽`*)w

 

泳ぎにくそうなのに、一度は痩せこけて辛そうだったのに、あれから数ヶ月、凄い生命力です!

 

長生きして欲しいです。

生きることを諦めない、私も学ばないとと思いました。