SAKURAnoTUBOMIの日記

鬱病を経て、息子との不登校生活も経て、日々感じ、学び、感謝。 

ギュッと抱きしめたい

しばらく書いていないことに気がつきました。

書ける状況ではなかった…。

 

今、私は何とも言えない気持ちで過ごしています。

4月8日、いとこのお兄さんが倒れました。

それを母から聞いたのはしばらく後になってからでした。おじもおばも親族に連絡を取る暇もないほどドタバタとしていたのです。

そのお兄さんは自分で救急車を呼んだそうです。

ですが、搬送された時には意識がなく、集中治療室に何日も入っていました。

心不全です。命は取り留めたものの、何故意識が回復しないのか原因不明のまま、今は集中治療室を出ていますが、ずっと意識が戻らないままです。

そして、GWの2日前の夜、母から連絡があり、「もういつ心臓が停止してもおかしくない状況」と伝えられました。

かろうじて自力で心臓が動いているものの、脳の活動は小さく、腎臓が停止している状態だと聞かされました。

おじ、おば、そして兄弟が呼ばれ、遠い広島の病院まで駆けつけています。

数週間、そばで見守り続けた母親であるおばは、泣かないと決めたと言いました。おばだけでなく、おじも兄弟も覚悟を決めて、そのお兄さんの為に泣かないことにしたと。

母親であるおばは特に苦しく辛いでしょう。

同じ母親として、もし息子が…と考えると胸が潰れてしまいそうです。

おばに会えるなら、抱きしめてあげたい。

 

 

数日経ちましたが、今のところは何の連絡もないです。

でもそれが決して良くなっているというわけではないので、とても複雑な心境です。

ある日突然、パッと目が覚めて何事もなかったかのように笑ってくれるんじゃないか…なんて、願わずにはいられません。

お兄さんの優しい笑顔や、フワフワとした眠そうな柔らかい口調、ちょっと外国人っぽい顔立ちで小さい時からカッコイイなぁと思っていたその様々な表情を毎日思い出しています。

小さい頃から家が遠く離れていたので、そんなにたくさん一緒に過ごせたわけではありませんが、何故こんなにも鮮明に思い出されるのでしょう?

 

会いたい。

会いたい。

お兄さんの笑顔に会いたい。

 

 

命というものが改めて儚く尊いものだと感じます。

朝、普通に目覚めることの幸せ。

主人と息子も寝息をたてていて、生きていることを確認する度に、こんなにも幸せだと感じます。

早朝、寝顔を見てたら抱きしめたくなって、主人も息子もギュッと抱きしめて驚かせ起こしてしまいました。(早朝から迷惑ですねw ついw)

 

GWは仕事三昧。

休み無しで7連勤です。

まだ涙が止まらなかった初日、上司には事情を話し、精神的に厳しい時は相談できるようにしました。

でも、皆といたり、仕事をしている方が気が紛れて元気が出た気がします。

 

メソメソしてはいられません。

 

GW、明日はお店も混みそうですし。

今日の帰り道、たくさんの観光客の車が通りました。上りも下りも途切れないほど。

 

 

とりあえず頑張ります。

 

 

一生懸命頑張りますから、どうか、どうか…。

 

もし、奇跡的に回復したなら、今度からはもっとたくさん皆で一緒に過ごしたい。

「大好きだよ」ってたくさん伝えたい。

 

 


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昨日の帰り道、虹。