SAKURAnoTUBOMIの日記

鬱病を経て、息子との不登校生活も経て、日々感じ、学び、感謝。 

私が息子に繰り返し教えたいこと

先週から週に1度の分散登校が始まりました。各クラスの半分ずつ日をずらしての登校で、午前中のみです。

第1回目の先週は息子も緊張した面持ちで無事に行けました。私は仕事だったので見てませんが、グッタリと疲れての帰宅だったそうです(^-^;)

 

そして今日、第2回目の分散登校でした。

昨晩緊張した様子の息子を見て、もしやと思いました。

今朝、早朝に起きた息子。私もすぐに起きてリビングに向かうと、テレビも点けずに静かに膝を抱えてうなだれている息子がいましたΣ(・ω・ノ)ノ

 

そうか、そうだよね。まだ完全に克服したわけじゃないから、不安に襲われちゃうんだよね。

 

たった一日、たかが午前中、そう思えない息子は苦しそうでした。

こんな時は、以前も何度も書いたように、こちらは落ち着いて考えなければなりません。何が1番大切なことかを間違えてはなりません。

 

話し合うべきは「今日行くか行かないか」ではなく、「この不安とどう向き合うか」です。

大切なのは学校よりも子供自身の未来です。

 

きっとこの先何歳になっても起こり得るこの状態。上手に気を紛らわしたり、これを力に変えていったり、そもそも不安にならないためにどう自信をつけていくか、ということを一緒に考えます。

 

常にずっと将来のことに目を向けないとと心掛けています(^-^;)

目の前の「行くか行かないか」に注目すると、親としてもつい「行かなくちゃダメ」という意識になりがちです。

「行かなくちゃダメ」、果たしてそうでしょうか。それは皆と変わらず行けるならそれが良いかもしれません。

でもこの状態で無理矢理行かせても恐怖心だけ残り何も得られませんし、学校に行くか行かないかだけに着目して説得すると、結局子供に大切なことが伝わりません(^-^;)

大人になり1人になった時に、不安に襲われたら逃げることしか考えられなくなる可能性があると思います。それは時に恐ろしい方向へ逃げることにもなりかねません。

 

息子にはいつか、その大きな不安は自身が作り上げたモノであって、実は大したことないものなのだと気付いてほしい。やってみたら逆に良いものだったと気付いてほしい。

今までの自分に自信を持っていいんだと話しました。

不登校を脱出できたのも、最終的に勇気を出したのは息子自身。人に優しくすることも、思ってる以上に難しいことのはずです。それができてるのだからもっと自信を持っていいのに(´`:)

何よりもあなたが産まれたこと、生きてること、そこにいてくれるだけでこんなにも母は幸せなのに…と思います。

 

泣きながら自分の頭を叩く息子。自分を「できない」と責めてしまう。その手を止めて抱きしめ、責めないで「大丈夫だよ」って言ってあげてと言い続けました。

 

登校時間には間に合わないので、学校に現在の状況を話し、また落ち着いたら連絡することにしました。

 

息子はストレスのあまり、顔に赤く蕁麻疹が出たりします。

息子に提案をしました。

休むことはできるけれど、先生に会いに行って帰ってくるのはどう?

そう、こんな時はいつもの顔だけ出す作戦です。

休む方が楽に感じられますが、何もチャレンジしなかったというのは次へのプレッシャーに繋がり、次回がより恐くなると思うのです。今日一日だって負い目を感じながら過ごすのなんて辛すぎます。

なので、我が家はこのパターンが有効的!(^-^)

 

息子も同意し、学校に連絡しました。そうと決まればパッと準備して、学校に向かいます(´▽`)

緊張はしていたものの、先生方はよく理解して下さっていて、ホッとしました。

「顔を見せに来てくれただけで嬉しいよ(^-^)頑張ったね!」

そう笑って受け入れて下さり、息子も帰るときには少し元気になっていました。

 

もう一度分散登校の日があって、その後は6月から普通に登校です。

始めはなかなかすんなりとはいきませんが、今までも続けて行ける時はありましたし、本人の強さを信じます。

でも、無理な時は、今日みたいに言ってくれたら力になってあげたいと思います。

 

誰が何と言おうとも、自分は自分を守ってあげて。自分しか守れないのだから。

 

主人はまた心のモヤモヤを必死に堪えてる様子でした。私が席を外してるとかすかに聞こえてくるのは、息子への尋問w

主人は主人でまた不安になっちゃったのね(^-^;)

だけど、責めないでほしい。「やらなくちゃ」って本人が1番思ってるのだから。思ってなかったらこんなに苦しまずに済んでるはず。本人が1番辛いんだよ~(^-^;)

 

できないからダメなんじゃない。

そもそも「ダメ」なんてない。

 

不安はただ取り除くのではなく、時にはちゃんと乗り越えることも必要。

息子の不安は学校が始まれば毎朝襲ってきます。こう繰り返す不安は乗り越えるしかありません。たくさん乗り越える内に、こんなに悩む前に気持ちを切り替えられるようになると思います。

無理に行かせることは、乗り越えたことにはなりません。自分で進む道を選択し、その結果、何かを得ることが大切だと思います。

この場合、休みにした場合でも、学校に関連したこと、勉強や運動を自宅で少しでもやると、何もしないより気持ちは良くなります。

 

どんなに行きたくなくてもズル休みは結局自分を追い込みます。特に息子はそういう性格なので。心から気にしない、開き直れる人はそもそもそこまで悩みませんね。

 

できなかった、やらなかった自分を責めるタイプの息子には、その気持ちとの闘い方を教えてあげたいのです。

 

私もそのタイプで、鬱になり死を選びかけたのですから。

鬱が酷くなると死は恐くなくなります。逆にとても優しく甘いモノに感じます。

私もそんなことはどんなに苦しくてもダメだ!親を悲しませる!という考えでしたが、鬱の時は優しく手招きされてるような感覚になりました。

周りの人が悲しむかどうかなんて気が回ってませんでした。不思議な感覚です。

あの感覚になるから、自殺者が後を絶たないのでしょうね(>_<)

 

息子が大人になり、私の見えない所へ行って、そんな風に苦しんでほしくありません。今のまま放っておいて大人になったなら、不安に勝てるかわかりません。

もっと気楽に生きてほしいです。

 

大丈夫

いいんだよ

よく頑張ったね

 

 

と自分の心に呼びかけてほしい。

そして周りの人にはいつも、

 

ありがとうを。

 

 

今の私はそれができるようになってきて、鬱にならなくなりました。

今すぐには無理ですが、大人になって苦しくなった時に、チラッと思い出してやってみてほしいです。

 

周りが励ますだけでは鬱は消えません。外の声は全く入ってこないからです。どんなに素敵な言葉を投げかけられても、全く聞こえません。

ただ鬱が治ってきた時にジワリと思い出します。

 

大切なことはまだありました、迷惑そうに困った表情や態度は追い詰めることになるのでNG。息子の前では気をつけます。

 

メンタルの弱い私と息子。メンタルの強い主人にとっては扱い方が難しいと思います。主人が「何故?」と困惑するのもわかります。

メンタル弱者の私は死の淵を見てきました。母を悲しませました。

ようやく完治と思えるまでに10年以上かかりました。

でもそのほとんどが自分の内面の変化によるものです。だから結局は自分が自分を変えなくてはなりません。

考え方の角度を少しずらしただけで見える世界は変わります(^-^)ま、それが難しいのですが(^-^;)

 

私の経験が、息子を救うモノになれたらいいな。息子が笑顔でいるために必要な経験だったと思います。

 

長くてまとまりなくてスミマセン。+゚(*ノ∀`)