SAKURAnoTUBOMIの日記

鬱病を経て、息子との不登校生活も経て、日々感じ、学び、感謝。 

新型コロナウイルスのもうひとつの恐怖

新型コロナウイルス

日本も発覚した感染者の人数が増えている。

マスクが売り切れたり、パニックになってきた。

ニュースでどんどん患者の人数が増えていく様子を見て、何を感じる?

 

私がここで心配するのは、もちろん感染するんじゃないかという不安はあるけど、世の中の差別や偏見が生まれること。

今のこの騒ぎの中では、武漢市出身の方や中国人というだけでジロリと睨まれてしまうようになるのではないかと不安。ただの風邪でも咳をしたならば、いつも以上に嫌な顔をされるだろう。

 

感染の疑いがある人が隔離されるのは安全の為に仕方ないのかもしれないけど、隔離されることは、とても不安でとても辛いことだと想像しなくちゃいけないと思う。

感染して辛いのは本人だということを忘れちゃいけない。それはとても恐いことだと思う。

自分がなったならばどう思うだろうか。隔離される辛さだけではないはず。未知なる病気とこれから闘う恐怖、そして自分に関わった親しい人も感染しているかもしれないという恐怖と、その人も世間から睨まれているかもしれないという苦痛……。隔離され孤独な毎日。病気の時は誰かがいないと不安でしょう?心細く苦しいはず。

そういう状況に置かれている人がいるということを常に考えるべきだと思う。

明日は我が身かもしれない。

隣りで一緒にワーワー騒いでた人から嫌な顔をされるかもしれない。

 

ニュースでは感染拡大の状況とどんなに危険かを伝えているけれど、感染した方がどんなに苦労してるかはあまり伝えられていない。

恐い、やばい、ということはわかるけど、それだけでは自分の身を守る為に、どうしても差別的な思考になりやすいと感じる。例えば、中国人観光客や中国から帰国した人に接することを忌み嫌うようになったり、台湾人なのに中国語を話すからと誤解されたり、風邪で咳する人を睨んだり……。

 

人の目なんて簡単に操作されちゃうね。報道1つで全世界の人が自分を睨むようになるかもしれない。あちらこちらから情報が飛び込んでくる世の中だからこそ、間違った情報や、言葉足らずな情報で、いくらでも人の感覚は変わってしまう(◎-◎;)

せめて私は左右されないよう気をつけようと思うけど、気がつけば偏見を持ってしまっている時もある(-ω-;)

 

今回の新型コロナウイルスの騒動も、実際には自分の身を守ることが優先になり、感染した方に何もしてあげられるわけではないかもしれないけど、心や体の痛みを想像して少しでもわかってあげることが私達に出来ることじゃないだろうか。

 

と思う、今日この頃٩(๑´3`๑)۶