SAKURAnoTUBOMIの日記

鬱病を経て、息子との不登校生活も経て、日々感じ、学び、感謝。 

荒れた日

実は先週、精神的にどん底だった(-ω-;)

 

昔、鬱病だったことがあったけど、治ったからといって、全く何も起きなくなるわけではない。考え方や環境が変わらなければ、またなることもある。

鬱病のピークから抜け出せた後も、しばらくは無気力になったり、元気ハツラツになったりと不安定。それから何年もかけて少しずつ不安定になるまでの感覚は広くなり、今では数か月に1度、ドーンと気分の激しい落ち込みが襲ってくる。かなり回数が減って、まあまあ元気に前向きな自分になれてきた。

今に至るまでに10年はかかった(^-^;)

完全に自分をコントロール出来るようになるまでに、あと何年かかるだろう。それほど、自分を変えるのは難しいと知った。

 

不安定になるきっかけは、とても些細なこと。普通の状態の時には全く気にも止めないようなことなのに、急にスイッチが切り替わる。

ただ無気力になり、笑うことも泣くこともできず無表情になる時もあれば、ソワソワしたり急にワッと怒ったりする。

こ、更年期障害?もう?と不安になったが、病院で相談したときに、年齢的にもまだ自律神経のバランスが崩れやすいだけと言われた。

先週は、冬休み期間のハードな仕事の疲れもあり、冬休み後の5連休をとても楽しみにしていた。

ゆっくり休みたい、そしてやりたいことがたくさんあった。でも直前に主人がインフルエンザになり、息子の送り迎えなどで慣れない運転をしたり、緊張してばかりの休みになってしまい、次第に心が疲れていった。

朝、学校まで送り、夕方迎えに行くまでの間、運転のことで頭がいっぱいで、日中何も手につかず、何だか無駄な時間を過ごしたという思いもあって、自分にガッカリしてしまっていた。

主人の体調も良くなり、5連休の最後の日は息子の送り迎えも出来るというので、ようやく1日ゆっくり休めるかなと思っていたら、今度はその日の朝に息子が学校に行きたくないと言い出した。

いつもは息子の気持ちも汲んで受け止めてあげられるのに、その日は全く余裕がなかった。

休むことを選択した息子を心のどこかで情けないと思ってしまった(-ω-;)その気持ちに気づいて自分で自分が嫌になった。

なのに心が限界になると情けないことに、人のせいにし始めるのだから、本当に嫌になる(-ω-;)

私の心の中にモヤモヤと被害妄想がわいてきて、楽しみにしていた5連休をつぶされたような気持ちになった。

したかったことが1つもできなかったのは、誰のせいでもなく自分なのだけど、その時は頭の中がストレスでパンパンになってたと思う。だから、主人と息子に当たってしまった。

この連休を楽しみにしてたのに!

病気で苦しかった主人と、心の葛藤に苦しんだ息子。2人のせいにするのは間違ってるとわかってるのについ言ってしまった……(>_<)

ワーッと心が崩れて、2階へ走って行きベランダで泣いた。連休が楽しめなかったからじゃなくて、2人のせいにした自分が嫌で泣いた。

すぐに息子が追って来て、パニックになってる私の腕をつかむ。

2人のせいにしたことを謝った。誰のせいにもしたくなかったと言うと、息子は笑顔で、「いいよ、俺のせいにしろって!」と言って背中をさすってくれた。

もちろん息子のせいになんてしたくないし、息子は全く悪くない。でも、その言葉1つでさっきまでのどうして良いかわからないパニック状態がスッと消えて、いつもの自分に戻った( ^-^)/(T-T )

主人にも謝った。あの鬱病の私を見てきた主人は落ち着いた様子で「大丈夫だから」と。

 

落ち着いてみれば、そんなに悪い5連休でもなかったと思える。楽しく過ごせた時間もたくさんあった。

起きた出来事は変わらないのに、その時の気分や見る角度によって、全く違う世界になる。

最悪だと思っていたのが嘘のように楽しかったと思えるのは、本当に不思議なこと。

嫌なことがあっても見方を変えれば幸せな気分になる。

息子が言った「俺のせいにしろ」という言葉に救われたのも同じ原理だと思う。私の中で、絶対に息子のせいにしてはダメと思っているのに、「息子のせいにして良い」と許可された状態になり、してはダメという私の中の常識を見事に破ってくれたからこそ、見方が変わり楽になれたのだと思う。

私がもっと不安定だった頃からずっとそばで見てきた息子は、とても苦しかっただろうと思う。安心できる環境で育ててあげられなかったことを後悔している。

そんな私をいつも許してくれる。こんな私なのにいつも感謝してくれる。

もう息子には頭が上がらないなぁ。+゚(*ノ∀`)

 

よそから見たら親孝行な立派な息子だと見えるかもしれないけど、私からしたらそれは可哀想な子。親の心配などせずに遠慮せず子供らしく過ごしてる子を見ると、素敵な両親なんだろうなと思う。(マナーが悪いのは違うよ!それは良くない💦)

今、息子が反抗的な時が一番、実は嬉しいのかもしれない(^-^)

親のことよりも自分の気持ちを優先し全面に出してくれることが嬉しいな。少しは安心してるんだなと感じられるから。

 

世に出すのも恥ずかしい荒れた時の話、こうして書き残すのはバカみたいなことかもしれないけど、このブログは大きなひとりごと。書きながら思い返し、新たに気づくことも多いし、良い反省になる。

ただのひとりごと。

恥ずかしい自分を敢えて隠さず出すことで、隠す必要もなくなり、堂々とできるもの。

それが自信のない私が見つけた生き方なのかもしれない。