SAKURAnoTUBOMIの日記

鬱病を経て、息子との不登校生活も経て、日々感じ、学び、感謝。 

息子奮闘記

子育ての悩みというものは尽きないもの。

これはきっと子供が親の手を離れ大人になっても、ずっとずーっとなくならないものなのだろう。

 

毎回書くけど、不登校を経て学校に通う息子は、まだまだ不安定。

数日間順調に元気良く通えたと思ったら、翌朝、急にパタッと動けなくなる。今はそんな状態を繰り返してる。

 

無理もない。昨年は私が同伴で、しかも先生方やクラスメート達の理解もあり、かなり良い待遇の中でも一日学校にいられるようになるまでに半年かかったのだから。

その時に比べたら、中学という新しい環境下で自力で一日をやり抜いているのだから、凄いこと。疲れて当然。

 

でも主人は待てない様子(´`:)

もともと不登校に理解のなかった主人。当時も相当もめた(笑)私の信念に折れた形で少しずつ息子に対して柔らかくなり、息子も父親に対して心を開き始めていた。

それもあって、6年生の時は母同伴で毎日登校できたと思う。卒業までの1ヶ月間は自ら1人で登校し、先生方を驚かせた。卒業式には、1人ずつ大きな声で夢と目標を言ってから証書を受け取るのだけど、誰にも劣らぬ大きな声で立派にやり遂げた。退場の際には、カーネーションを手にし、母親に渡すサプライズ…

。゚(゚´ω`゚)゚。思い出して涙が出ちゃう…。

あの立派な姿が見られたのも、主人の理解があってこそだった。

家の中は、安心できなくちゃならない。

ギロリと睨まれてるのを肌で感じるような環境では、心のケアはできない。認めることの大切さを不登校生活の中でたくさん学んだ。

 

昨日は元気に帰ってきた。でも夜、やたらと私にちょっかいを出してきたから、「ムムムッこれは怪しい」と感じてはいた。

今朝、布団から出ない息子。顔をのぞき込むと頭を抱えて震えてた。

やっぱり。甘える時は弱ってる時。私の感じた違和感は当たっていた。

今日は無理だと悟った私は、主人の様子を観察。主人が息子に何か言ってる声がする。その後、しばらくして息子の足音。階段を下りてきてすぐにトイレに入った。

かなり時間が経って寝室をのぞくと、あれ?いない。え?まだトイレ?

あぁ、そうか。主人から隠れてるのか。

そう思い、敢えて放っておいた。主人は息子がまだ寝てると思い、苛立ちを必死に抑えてるのを感じる。

力配分が上手くないからバテちゃっただけ。だから大丈夫だと説明したら、少しムスッとした感じで出勤(^-^;)

 

私も焦ってしまうことあるけど、焦ってうるさく言ったって、息子はどんどん頑張れなくなる気がする。

歯を食いしばって頑張ることは美しい。

だけど世の中に浸透したその美意識は、本当に正解なの?そもそも正解とかってあるの?

一般常識である「学校に行かなくてはならない」を1度は捨ててみた私からすれば、不登校以前の我慢して歯を食いしばり頑張って登校していた時よりも、不登校を乗り越えた後の息子の方がキラキラ輝いて見える。

もちろん、何事もなく程よく頑張れるなら、それが1番いい。でも、歯を食いしばり体が震えてしまう程になってまで頑張る必要がどれ程あるのか、その時ちょっと立ち止まって考える方がいい。

そして必死になるべき時はもちろん必死にやった方がいい。

息子に関してはどれ程その必要があるかを冷静に考えてみると、大したことないと感じる。普段からダラダラと何もしないというのなら問題があるけど、息子はやれる時はちゃんとやってる。

だから、こうして「ダメだ」と訴えるときは、本当にダメなのだろう。サボりたいとか、そういう生半可な気持ちではない。

ということで、私は受け止めることにしてる。

 

担任の先生も理解を示してくれてるので有難い。

まぁ、もしも強引な先生が相手ならば、闘う覚悟はしてるけど。

息子の場合、信じて受け止めたなら、必ず成果を出せると思う。親バカ?いや、ただの親バカではないと声を大にして言いたい!(笑)

先日前期が終わって成績表が来た。まさかの英語が5だった。(ちょいと自慢?w)

小学校の時は英語の授業にほとんど参加しなかった息子。パソコンでやってたMinecraftで、外国人の方とチャットで調べながら簡単な会話をしていたのがきっかけで、少し英語に興味があったらしい。でも普段、そんな得意という様子を見せないから気付かなかったけど、学校では「英語と言えば〇〇君」と評判らしい。

ほら!ほらね、受け止めて安心させてあげたら、力を発揮できるんだ~(*´ω`*)

主人も心配の裏返しでイライラしちゃうのだと思うけど、そもそもそんなに心配する必要なんてないんだと、早く気付いてほしい(^-^)

 

子供はもう自分の足で一歩を踏み出した。

愛の形はそれぞれで、悩みながら見守る。

 

正解という正解はなく、誰かの成功例が正しいというわけじゃない。だから、他の誰でもなく自分に合った、子供に合ったやり方を探さないと。失敗も仕方ない。失敗だと気付いたら、新しい道がまた見つかる。気づいた時点で大きな成長。

子供と一緒に成長するって本当だ。

大人だからと言って考えを変えない人がいるけど、それはもったいないね。子育てこそ、せっかく成長できるチャンスなのに。

 

子育てとは悩みが尽きないもの。

だけど子供と成長を共にして自身も満たされていく素敵なチャンス。

今も尚、悩ませ迷わせてくれる息子に感謝(´▽`)