SAKURAnoTUBOMIの日記

鬱病を経て、息子との不登校生活も経て、日々感じ、学び、感謝。 

反省

先日書いた「社会人として」の記事、そこに登場した無断欠勤女王の子のこと。

今日出勤すると、やはり彼女の車はなかった。それもそのはず、昨日の夕方に突然職場に現れ、辞職願を出したという。

はじめ、さすがに職場に戻りにくいのかなと思った。社員さん達は、明後日には1人退職することが決定している中でこうなってしまったことに怒りと戸惑いがあったようだ。

でも話を聞いて、私は彼女に対して少し申し訳なくなった。

詳しくはわからないが何やら複雑な事情を抱えていたらしい。よく考えたら、高卒で働くというのは、働かなくちゃいけない状況に追い込まれていたのかもしれない。もちろんそういう人ばかりではないけど、彼女の場合、働きたくて働いてるという感じはしない。心を閉ざしたような子だったから、何か事情があったに違いなかった。

もし、そんな事情がなかったなら、将来の夢を抱えて目を輝かせ、大学で学びたいことを思いっきり学んでいたかもしれない。

仕事をしながらそんなことを考えていたら、ただ失礼な態度をとる子だと感じていたことが、何だか恥ずかしく思えてきた。

社会人として連絡も無しに身勝手な行動をとるのは良くない。でも、そんなことを平気でしてしまう人には、育つ過程で何かしらの事情があったのかもしれない。

これは「最近の若いもんは~」と愚痴を言ってる親世代、その上の世代、皆の責任かもしれないと思った。

その子をそのように育てたのは親だけでなく社会もだと思う。もっと心豊かに育たないものか。

少なくとも我が子にはそうなって欲しくない。そのために息子には愛情たっぷり不自由のない生活をさせてあげたい。

彼女も退職したところで今後どうしていくのか。家庭のトラブルをどう乗り切るのか。大して関わったわけじゃないけど、寂しそうな冷たい目はよくおぼえていて、1人の母親として心配になってしまう。

大人達にウンザリされて気分がいいわけない。ずっとこの職場で辛かっただろう。まだ20歳にもなっていないのに、1人で様々な思いを抱えていたのかな。でも結局、睨まれたまま1人寂しく去って行くのね。

 

可哀想だった。

 

これからはただ迷惑だとか失礼だというだけでギロリと睨むのはやめよう。いや、睨んだことはないけど…(^-^;)

迷惑行為とかを許すわけではなくて、その人の満たされない思いを汲み取れる人になりたいなぁ。そういう見えない所を見ようとすることが大切な気がする。

 

まだまだ学ばなくちゃならない、この人生(^-^)

もう会えないけど、無断欠勤女王の彼女に幸多き未来がありますようにm(_ _)m