SAKURAnoTUBOMIの日記

鬱病を経て、息子との不登校生活も経て、日々感じ、学び、感謝。 

絵がくれた時間

絵を描くのは楽しい

画材にも種類がたくさんあるけど、私が好きなのは素朴な鉛筆画。

鉛筆でスケッチする時は、緊張とスリル。目の前にあるものを感じて、いかに細部まで観察し、形を捉えることが出来るか、精神を集中しないと描けない。たった今の光景を残すため、必死に描く。

途中で飛び込んでくる生き物達を、絵に描き加える時は、物語の主人公のように思えてきて、小さな虫も可愛くなる。

時間をかけて細かく細かく描き込む精密な鉛筆画は、私を夢中にしてくれる。

 

最近はボールペンでイラストを描くときも多い。ボールペンも力の入れ方で薄く影のように入れることも出来るから、リアルなものも十分描ける。消せない分、緊張感もあるけど、逆に大胆に描くと、何本も描いた線が躍動感があって楽しい。
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ミツバチも、ほら。それっぽくなる。ボールペンも立派な画材。

少しクラシックな雰囲気にもなるから、リアルな感じで描くのが好き。

 

息子が小学生の時、学習タイムなどを記録する学校の提出物があった。保護者のサインの欄に、ただハンコを押したりするのもつまらない。息子が少しでも楽しくなるようにと、小さなマスの中に息子の好きなゲームのキャラクターなどを描き込んだりした。息子はそれを楽しみ、学習も励んだ。f:id:SAKURAnoTUBOMI:20190624123015j:image
学校の友達や先生の反応が面白かったと喜び、学校に提出する楽しみができたことで、復帰するきっかけにもなった。

1ヶ月分のサイン欄を描ききった時、私も1つの作品を描き上げたかのような達成感を感じた。

 

学校の黒板に特別に描かせてもらったりもした。

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作品として世には出て行かないが、私が描いた時間と作品達は、息子との大切な想い出