SAKURAnoTUBOMIの日記

鬱病を経て、息子との不登校生活も経て、日々感じ、学び、感謝。 

父がくれた宝物

今週のお題「お父さん」

私の父は若い頃から絵を描くのが好きだった。私はずっと父が絵を描いてる姿を見てきた。自然を愛し、山々や川、花などを油絵にしていた。時には私達を描いたり、とにかく現在も、いつでもどこでもスケッチしてる父。

幼い頃、休みの日には、渓流に連れて行ってくれて、いつものように父は絵を描いてる。私達子供は、近くで魚を見つけたりして自然の中で遊んでた。それを母は、今思えば事故が起きなくて良かったねって、父のずさんさを笑ったりしてる。呆れてしまうほど、絵が好きな父。

父は毎年秋には個展を開く。幼い時から父の絵を見てきたから、兄妹で私だけは絵が好きになり、父と一度だけ二人展を開いた。またやりたいけれど、子育てに追われなかなか描けなかった。息子が中学生になり、手が離れ安心したら、また急に描きたい衝動が湧き起こったと話すと、父は大喜びしてくれた。

私は鉛筆の精密画が好きで、森のような庭に這いつくばって花々やそこに来た虫を描く。動物や人物、自由に発想して描くことも好きで、父とは画風もジャンルも違うけど、良き絵描き仲間。人生の色々な場面で、絵が私を救ってくれてた。絵を描くスキルは父がくれた大切な宝物。自然を愛し、自然に感謝する気持ちを素直に持てるのも、父がそうしてきたからだろう。

また父と展覧会を開きたい。そして父がくれた絵を描くこと、この感性の全てを大切にしていきたい。

お父さん、本当にありがとう。